【重要】スキー/スノーボードのワックスについて

青森市内

初心者、そして ”これから自分でワックスかけるぞ” って人向けの内容です。
ワックスがけのやり方の話ではなく、間違ったワックスを選択し使用すると、まったく滑りませんよ という話し。

はじめてワックスの重要性を身に染みて感じたので、その内容をシェアします。

間違ったワックスがけ

これまでは、できるだけ楽をしようと最終工程をスキップしていました。
ゲレンデで滑る分には特に問題もなく、よく滑りました。
しかし、寒波直撃の八甲田(青森)の新雪ではまったく滑りませんでした。

下記工程は楽するために最終工程を省いた内容。
1.ブラシで汚れを掻き出す
2.ワックスリムーバーを使って汚れをふき取る
3.ワクシングペーパーにワックスをしみこませアイロンがけ
最終工程スキップ:スクレーパーでワックスを剥がし、ブラシがけ

注意
ゲレンデの圧雪バーンで滑れたとしても、極寒の新雪では全く滑りません。
楽したワックスがけでもゲレンデでは問題なく滑れてしまうので、勘違いをしないよう注意が必要です。
僕は完全に勘違いしていました。
八甲田山にて始発のロープウェイ待ち
いい感じに冷えてます

滑らない理由

新雪(低温)は、雪の結晶がワックスに刺さり、それがブレーキとなって滑らなくなる。
ゲレンデの圧雪バーンは、圧雪によって結晶の角が取れているので、ワックスを剥がさなくてもそれなりに滑れる。。

ワックスをスクレ―ピングによって剝がさなければいけない理由が良くイメージ出来ると思います。

そして、寒ければ寒いほど結晶が硬いので、それに合ったワックスを選択しなければいけない。
雪の温度帯に分かれたワックスは上級者が使うもので、そこまでこだわらなくでも大丈夫だろうと舐めてました。。

斜度のある斜面は滑れましたが、緩斜面やトラバースをする際には全く滑りませんでした。

バックカントリーツアーで平場を移動する際に、ストックでひたすら漕ぎ続けるという地獄を経験しました。

ガイドさんにヘルプして頂いて、スクレーピングと応急処置として、直塗り固形ワックスをゴリゴリ塗って対処しようとしたのですが、今回の雪質では効果なしでした。

ネットで調べてみたところ、高温用ワックスで低温雪質は滑らないものの、低温用ワックスで高温雪質はある程度滑れるとのこと。

高温・低温とややこしいですが、要はトップシーズン用のワックスを選択すれば、春シーズンの雪質もそこそこ滑れますよということらしいです。

そしたら僕の取る選択は一つです。
ワックスは低温用(トップシーズン用)を使用し続けること決めました。

あとがき

最近になって、一つ三役(クリーニング、ベース、滑走)をこなすワックスに変えたのも良くなかったのかなと思います。
これに変えるまでは、八甲田だろうが北海道だろうが特に問題なかったので。。
ということで、ネットで検索し良さげなものを見つけたのでポチりました。

マツモトワックスANT BB。

これなら大丈夫でしょう!

それにしても、こんなにも滑らないものかというくらい滑らない貴重な体験をさせてもらいました。
地獄のストック漕ぎを経験したので、この内容は一生忘れないと思います。

これから寒い地域で滑ろうと計画しているのであれば、ワックスのチェックをしてみてください。

現場からは以上です。